抜け毛で悩む方はデジタルパーマは避けましょう
2018-06-19

デジタルパーマはフワッとした印象が出せて、パーマの持ちも良いので年齢を問わず人気がありますが、抜け毛や薄毛で悩む方は避けたほうが良いパーマです。デジタルパーマを避けるべき理由を知って、これから頭皮と髪のケアに役立てましょう。
抜け毛を減らして、デジタルパーマ以外で髪のお洒落を楽しむ方法を探ってみましょう。
デジタルパーマとは何か
パーマの種類は大きく分けて、コールドパーマとホットパーマの2種類あります。コールドパーマとは、1液と2液の2種類の液を順番に髪につけ、クセをつけていく方法です。一般的にパーマと言うとコールドパーマのことを指し、根元や前髪にもかけることができるので、便利です。
特徴は濡れている時にウェーブが強く出て、乾かすと緩いウェーブになることです。そのため、天気によっても影響を受けやすく、梅雨などの湿気の多い時期には、ウェーブがよく出ます。
費用も比較的安く、施術時間も短いのですが、1〜2ヶ月ほどでパーマがとれてしまうデメリットもあります。ホットパーマは、読んで字のごとく、熱を加えて施術を行うパーマです。デジタルパーマはこのホットパーマに分類されます。
薬剤と熱を使って、髪に形状を記憶させていくやり方で、パーマのかかり具合はコールドパーマに比べてとても強いです。
強いクセ毛を強制する縮毛矯正もこのホットパーマに分類されます。縮毛矯正をかけた髪には、ほかのパーマはかかりにくいので失敗すると言われていますが、デジタルパーマだけはかけることが可能です。それほど強いパーマと言うことです。
長い方で半年はウェーブを保つことができ、天気によってウェーブが左右されることがないため、とても人気がありますが、その分髪にかかるダメージが大きいというデメリットがあります。
抜け毛で悩む方がデジタルパーマを避けるべき理由

デジタルパーマは綺麗にウェーブが出るので人気ですが、繰り返しかけることで、髪の内部が徐々に破壊されていきます。初回に上手くできたので気に入って2回、3回と繰り返していくうちに髪がボロボロになってしまいます。
1度傷んだ髪は治すことは不可能で、切るしか方法はありません。デジタルパーマが髪に悪影響を与える主な原因は、パーマの1液にあります。1液にはアルカリ性の薬剤が使われているので、髪の内部のタンパク質が破壊されます。
コールドパーマも同じですが、デジタルパーマの場合、そこにさらに熱が加わるので最悪です。高音を出すロッドを髪に巻いて、70〜100度の熱が加わるので、髪に与える影響は相当なものです。
またロッドが髪をかなり引っ張っているので、地肌にも悪影響です。パーマ液に含まれるコーティング剤が頭皮の毛穴に詰まりやすいことも原因として挙げられます。コーティング剤とは、発がん性物質があるとされる界面活性剤です。
コーティング剤は一時的には、髪がサラサラになりますが、毛穴に詰まると頭皮の呼吸を妨げます。髪を作る土壌であるはずの頭皮が呼吸できなければ、髪はやせ細り、抜け落ちていきます。デジタルパーマにはメリットよりも、デメリットの方が大きいと言えます。
髪や頭皮へのダメージが大きいデジタルパーマは、抜け毛や薄毛で悩む女性は避けるべきなのです。
どうしてもパーマをかけたい場合

髪や頭皮への影響を考えると、本来パーマは避けるべきですが、どうしてもかけたい場合は、少しでも刺激の少ないものにしましょう。デジタルパーマにこだわる場合は、アルカリ性のパーマ液を使わない弱酸性デジタルパーマがあります。
弱酸性であれば頭皮への影響は最小限に抑えることができます。また加熱する温度も40〜60度と通常のデジタルパーマに比べて低く設定されています。髪に水分を含ませてから施術を行う水パーマも、アルカリ性のパーマ液を使わないのでダメージを軽減できます。
デジタルパーマに比べて長持ちはしませんが、髪のキューティクルや地肌を守ることができます。また最近では、化粧品として登録されている薬剤をパーマ液として使うコスメパーマも人気です。熱を加えて行うコスメデジタルパーマもあり、成分がマイルドなので、かなり髪や頭皮への負担を軽減させることができます。
髪や頭皮へのダメージを避けるために、パーマ液は少しでも刺激の少ないマイルドなものを選んだほうが、抜け毛を防ぐことができます。自分の髪や頭皮の状態によってパーマのかかり具合も違ってきますので、美容師さんにもよく相談してから決めましょう。
パーマ後に気をつけるべきこと
パーマをかけた後は、少しでも髪や頭皮への負担を減らすために気をつけるべきことがあります。まずパーマをかけた日は、絶対にシャンプーをしないことです。パーマは少なからず、髪や頭皮にダメージを与えています。特に頭皮は敏感になっているので、洗浄力の強いシャンプーはおすすめできません。
せっかくかけたパーマの持ちも悪くなってしまいます。普段のヘアケアでも髪のキューティクルを守るために、特に毛先のケアを怠らないようにしましょう。天然のヘアオイルの使用がおすすめです。また髪を乾かす際のドライヤーの温度にも気を配ります、高温では髪の水分が抜けやすいので、低温でゆっくり乾かします。
パーマをかけた後は、髪が乾燥しやすく、切れやすい状態ですので、丁寧に扱うようにします。乾燥しやすいからといって、髪を濡れたままにして、自然乾燥することは避けましょう。
濡れた頭皮には雑菌が繁殖しやすく、抜け毛や薄毛の大きな原因になるからです。
生活習慣にも気をつけて抜け毛予防
抜け毛を予防するには、正しいヘアケアも大切ですが、なにより生活習慣の乱れにも気をつけましょう。髪はケラチンというタンパク質からできています。豆腐や納豆などの植物性タンパク質、また肉や魚などの動物性タンパク質を他の栄養素とともにバランスよく摂取することで、全身に栄養が行き渡り、健康な髪が育ちます。
1人暮らしや仕事が忙しくて、なかなか栄養バランスのとれた食事が取れない方は、サプリメントの力も借りて、上手く調整しましょう。健康な髪が育つには、適度な運動や十分な睡眠も必要です。なにも難しいことはありません。
規則正しい生活を心がけることで、血流も良くなり、頭皮も健康になります。健康な髪や頭皮であれば、パーマをかけてもダメージを最小限に抑えることができます。